日本歴史地名大系 「権右衛門新田村」の解説 権右衛門新田村ごんえもんしんでんむら 静岡県:浜松市旧長上郡・豊田郡地区権右衛門新田村[現在地名]浜松市長田町(ながたちよう)・東町(ひがしまち)など中新田(なかしんでん)村の西、天竜川右岸に位置する新田村。南は長十郎(ちようじゆうろう)新田村。元禄郷帳に村名がみえ、高一七石余。領主は中新田村と同じ。明和年間(一七六四―七二)から当新田と周辺新田村の間で争論が発生した。慶応三年(一八六七)当新田に入作していた豊田郡向(むかい)新田(掛塚向新田)の組頭三郎兵衛が長十郎新田の庄兵衛とともに、当新田名主の権右衛門が前年一〇月に「麦作仕付差留乱妨」をしたとして訴えている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by