権右衛門新田村(読み)ごんえもんしんでんむら

日本歴史地名大系 「権右衛門新田村」の解説

権右衛門新田村
ごんえもんしんでんむら

[現在地名]浜松市長田町ながたちよう東町ひがしまちなど

中新田なかしんでん村の西、天竜川右岸に位置する新田村。南は長十郎ちようじゆうろう新田村。元禄郷帳に村名がみえ、高一七石余。領主中新田村と同じ。明和年間(一七六四―七二)から当新田と周辺新田村の間で争論が発生した。慶応三年(一八六七)当新田に入作していた豊田郡むかい新田(掛塚向新田)の組頭三郎兵衛が長十郎新田の庄兵衛とともに、当新田名主の権右衛門が前年一〇月に「麦作仕付差留乱妨」をしたとして訴えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android