権宜(読み)ケンギ

デジタル大辞泉 「権宜」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぎ【権宜】

その場に応じての処置臨機のはからい。
しか一時の―として西洋人に相談して見ちゃあ奈何どうだ」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「権宜」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぎ【権宜】

  1. 〘 名詞 〙 その場に応じた処置。臨機のはからい。機宜。
    1. [初出の実例]「是以随時損益、権宜弛張、聖詔所及、冠絶古今」(出典類聚三代格‐四・大同三年(808)七月二〇日)
    2. [その他の文献]〔漢書‐西羗伝〕

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普及版 字通 「権宜」の読み・字形・画数・意味

【権宜】けんぎ

便宜の。臨機の処置。〔後漢書、王允伝〕際會に在るにぶも、(つね)に潤の色に乏し。正に杖(よ)り重を持し、宜の計に循(したが)はず。是(ここ)を以て群下甚だしくは之れに附かず。

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