20世紀日本人名事典 「横井礼以」の解説
横井 礼以
ヨコイ レイイ
大正・昭和期の洋画家 名古屋造形芸術短期大学名誉教授。
- 生年
- 明治19(1886)年10月1日
- 没年
- 昭和55(1980)年6月22日
- 出生地
- 愛知県海部郡
- 本名
- 横井 礼一
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校西洋画科〔明治45年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 中日文化賞〔昭和25年〕,勲四等瑞宝章〔昭和42年〕
- 経歴
- 大正3年文展に「遊歩場」で初入選、6年から二科会に出品する。8年「玉黍の畑」「向日葵」などで二科賞を受賞、12年同会会員となる。昭和3年子供の頃からの眼病が悪化したため郷里に近い名古屋に移住、5年緑ケ丘洋画研究所を創立、22年二紀会を創立し、同人として活躍。25年中日文化賞、26年愛知県教育委員賞を受賞し、29年眼病快癒を機に礼以と号を改める。また名古屋造形芸術短期大学教授をつとめ、のち名誉教授。35年「横井礼以自選画集」を刊行。西洋と日本が融和したような、明るい色調の俳画的な作風を確立した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報