横場新田(読み)よこばしんでん

日本歴史地名大系 「横場新田」の解説

横場新田
よこばしんでん

[現在地名]田上町横場新田

信濃川の右岸田上村の西に位置し、上横場・下横場の二集落からなる。元禄一一年(一六九八)の賀茂組新田村付帳(新発田市立図書館蔵)によれば田上村の地内を寛永四年(一六二七)に開発立村。以後新発田藩領。正保国絵図には高二〇〇石とある。立村後も村内の野方が次々に開発され、慶安四年(一六五一)には曾根そね新田肝煎能右衛門に対し、新発田藩郡方から野方開発が許されている(浅野家文書)。寛文七年(一六六七)と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)によれば物成高二六八石六斗余、家数五六・人数二〇五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android