…だいたい元服前は後ろ結びでこれを後ろ帯ととなえ,元服後は前結びの前帯としたが,これがいつか既婚者の表徴とかわっていった。しかし前帯では家事仕事の際に,結び目がじゃまになるため,文化・文政(1804‐30)のころになると,町家の主婦は,30歳前まではふだんの日あるいは仕事中は前帯に結ばぬ習慣が生まれ,やがてこれが原因となって横結びの横帯ができた。このような推移ののち,やがて江戸時代の末には,庶民は30歳をすぎても前帯をする者がしだいに少なくなった。…
※「横帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...