横帯(読み)ヨコオビ

デジタル大辞泉 「横帯」の意味・読み・例文・類語

よこ‐おび【横帯】

水平方向に長く伸びる帯状のものや模様
柔道で、締めた帯の体の左右部分
梵鐘の部分の名。で区切られた横長の帯状の部分。上帯中帯下帯の3本があり、鐘身を水平方向に分割する。おうたい。

おう‐たい〔ワウ‐〕【横帯】

動物体表にある縞模様で、頭と尾を結ぶ軸に直交するもの。横縞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の横帯の言及

【前帯】より

…だいたい元服前は後ろ結びでこれを後ろ帯ととなえ,元服後は前結びの前帯としたが,これがいつか既婚者の表徴とかわっていった。しかし前帯では家事仕事の際に,結び目がじゃまになるため,文化・文政(1804‐30)のころになると,町家の主婦は,30歳前まではふだんの日あるいは仕事中は前帯に結ばぬ習慣が生まれ,やがてこれが原因となって横結びの横帯ができた。このような推移ののち,やがて江戸時代の末には,庶民は30歳をすぎても前帯をする者がしだいに少なくなった。…

※「横帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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