…本来は腰にものを帯びるためのもので,現代の未開社会の裸族たちの間にも腰紐一本だけを体に巻き,これに武器や獲物をぶらさげ,つねに両手の自由を確保しておく風習が残っている。さらに,妊婦の岩田帯や武士の下帯のように,呪術的目的や保温衛生上の目的から帯が用いられることもある。しかし,服飾品としての最大の目的は装飾のためであった。…
…《延喜式》巻十四では,褌の字を〈したのはかま〉,袷褌を〈あわせのしたのはかま〉と訓じており,袴を意味していた。室町時代ころは,手綱(たづな)と呼び,江戸時代には,下帯(したおび)とも呼んでいる。〈ふんどし〉の語は,江戸時代の初めころからという。…
※「下帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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