横浜湊(読み)よこはまみなと

日本歴史地名大系 「横浜湊」の解説

横浜湊
よこはまみなと

[現在地名]横浜町 下川原

陸奥湾の東岸、横浜集落の西方海岸にある。寛永二一年(一六四四)四月盛岡藩では各浦の支配を強化するために浦番を定め、きた郡八ヵ所の浦に同心一人が遣わされ、その一ヵ所に横浜があり、重要な湊であった(「雑書」同年四月二六日条)。雑書の翌正保二年(一六四五)二月一日条によると領内の浜・浦を絵図に記すための見回りの役人が派遣され、六戸ろくのへより北の地域には瀬河助左衛門が当たった。その結果であろうか、同四年の南部領内総絵図には横浜浦とあり「此所二丁沖ニテ深壱丈舟掛自由」として海路がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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