横絶(読み)おうぜつ

精選版 日本国語大辞典 「横絶」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぜつワウ‥【横絶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 横切ること。横切って渡ること。横断
    1. [初出の実例]「蓋し其地勢たる、山脈南北に綿互し、東西を横絶するものなく」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. 横に断ち切って一つの区切りをつけること。
    1. [初出の実例]「俳句に於ける蕪村の伎倆は俳句界を横絶せり」(出典:俳人蕪村(1897)〈正岡子規〉履歴性行等)
    2. [その他の文献]〔漢高帝‐鴻鵠歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「横絶」の読み・字形・画数・意味

【横絶】おう(わう)ぜつ

よこぎる。横断。唐・李白〔蜀道難〕詩 西のかた太白に當りて、鳥り 以て峨眉の巓をすべし

字通「横」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android