横被(読み)オウヒ

デジタル大辞泉 「横被」の意味・読み・例文・類語

おう‐ひ〔ワウ‐〕【横被/横×帔】

僧が七条以上の袈裟けさを掛けるとき、別に右肩に掛ける長方形の布。

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精選版 日本国語大辞典 「横被」の意味・読み・例文・類語

おう‐びワウ‥【横被・横尾・横帔】

  1. 横被〈狩野探幽画 前大僧正慈円〉
    横被〈狩野探幽画 前大僧正慈円〉
  2. 〘 名詞 〙 仏語。七条などの袈裟をかける時、別に右肩にかける長さ約五尺、幅一尺ほどの長方形の布。うおうび。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「大阿闍梨御布施 法服一具 在草鞋横被一帖」(出典吾妻鏡‐正嘉元年(1257)一〇月三一日)

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普及版 字通 「横被」の読み・字形・画数・意味

【横被】おうひ

あまねくおおう。

字通「横」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の横被の言及

【衣帯】より

…九条以上の袈裟もこれと同様である。七条袈裟と組み合わせて,横被(おうび)という幅広の帯状の付属品で右肩を覆う衣帯がよく用いられるが,宗派によっては横被を用いない。衲袈裟は衲衣(のうえ)とも称し,金襴や錦の生地で作った袈裟をさす。…

※「横被」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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