デジタル大辞泉 「横訛る」の意味・読み・例文・類語 よこ‐なば・る【横×訛る】 [動ラ四]「よこなまる」に同じ。「―・りたる声どもにて」〈今昔・二八・二〉 よこ‐なま・る【横×訛る】 [動ラ四]言葉や発音がくずれる。なまる。よこなばる。「今、難波なにはといふは―・れるなり」〈神武紀〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「横訛る」の意味・読み・例文・類語 よこ‐なば・る【横訛】 [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 =よこなまる(横訛)[初出の実例]「故、畝傍山を訛(ヨコナハリ)て、宇泥女と謂ひ、耳成(なし)山を訛りて、瀰々と謂へらくのみ」(出典:日本書紀(720)允恭四二年一一月(図書寮本訓))[ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。[初出の実例]「よこなはれてものいふひと、しただみをだいにて、よませければ」(出典:藤六集(11C初)) よこ‐なま・る【横訛】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ことばや発音がくずれる。また、そのような言い方をする。標準的でない言い方をする。なまる。よこなばる。[初出の実例]「今、難波と謂ふは訛(ヨコナマル)なり〈訛、此をば与許奈磨盧(ヨコナマル)と云ふ〉」(出典:日本書紀(720)神武即位前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例