横須賀街道(読み)よこすかかいどう

日本歴史地名大系 「横須賀街道」の解説

横須賀街道
よこすかかいどう

近世の横須賀城下起点とした街道。応仁年中(一四六七―六九)遠江守護斯波義廉が横須賀(現在の通称本町付近という)に馬継の宿を定めたことから市場(三社市場という)が立ち、この地方の交通の要衝となっていったと伝える。江戸時代には横須賀城下が戦略上・交通上の要地となった。江戸中期までは横須賀藩や他領の年貢米・特産物など江戸への物資輸送は横須賀湊を利用した船中心であったが、宝永四年(一七〇七)の大地震などによって湊の機能が衰退すると、陸上輸送が増大した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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