樽屋与左衛門(読み)たるや よざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「樽屋与左衛門」の解説

樽屋与左衛門 たるや-よざえもん

1746-1815* 江戸時代中期-後期江戸町年寄
延享3年生まれ。樽屋当主が幼少のため,天明5年後見役となる(樽屋12代)。寛政改革札差(ふださし)仕法の改正に功があり,寛政2年名字帯刀をゆるされて樽氏を名のる。また杉本茂十郎(もじゅうろう)とともに株仲間政策を推進した。文化11年12月29日死去。69歳。播磨(はりま)(兵庫県)出身。本姓岩崎。初名は善右衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の樽屋与左衛門の言及

【猿屋町会所】より

…後者は同年冬より年6~9%,20年賦で貸し付けられ,その利子は会所入費とされたほか,さきの1万両の返済金と合わせて次の札差貸付金の元本とされた。会所は町年寄樽屋与左衛門が管轄し,勘定所御用達が融資の実務に当たった。金融を通じての札差業の管理事務所といった性格が強かった。…

【樽屋藤左衛門】より

…江戸町年寄の世襲名。初代は水野姓で,のち樽と改め,1581年(天正9)以来徳川家康のもとで遠江の町々の支配を担当したという。90年に家康とともに江戸に入り,町支配を行った。奈良屋,喜多村とともに江戸の三町年寄として世襲し,日本橋本町2丁目に160坪の居宅を拝領した。町年寄役のほかに神田・玉川両水道の支配を兼ねたこともあり,また京都の福井作左衛門の西国枡支配にたいし,東国33ヵ国の枡改(枡座)は樽の特権であった。…

※「樽屋与左衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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