橋本恵子(読み)ハシモト ケイコ

20世紀日本人名事典 「橋本恵子」の解説

橋本 恵子
ハシモト ケイコ

昭和期の新聞記者



生年
明治26(1893)年3月10日

没年
昭和28(1953)年9月13日

出生地
千葉県印旛郡酒々井村(現・酒々井町)

旧姓(旧名)
加瀬

学歴〔年〕
千葉高等女学校卒

経歴
在学中から短歌を嗜み、「明星」などに投稿を行う。同校を卒業後は千葉県内の小学校で訓導を務めた。大正1年橋本貞藤と結婚。1男1女を産むが、夫が自動車輸入業に成功し、家庭を顧みぬようになったため、関東大震災後に二人の子を連れて実家に帰った。その後、自立のために14年「日刊千葉」に入社以後婦人記者として活躍し、昭和5年には「千葉日々新聞」に移籍、さらに7年に発足された県政記者会に所属し、さかんに千葉県政を論じた。15年には「千葉新報」創刊と共に入社し、記者から編集に転じるが、19年に退社して引退した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「橋本恵子」の解説

橋本恵子 はしもと-けいこ

1893-1953 昭和時代前期の新聞記者。
明治26年3月10日生まれ。「日刊千葉」「房総新聞」の記者をへて,昭和5年「千葉日日新聞」にうつり,7年県政記者会発足とともにメンバーとなり活躍。15年「千葉新報」創刊とともに同紙の記者となり,県政を論評した。19年退社引退。昭和28年9月13日死去。60歳。千葉県出身。千葉高女卒。旧姓は加瀬。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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