橋本門(読み)はしもとひもん

日本歴史地名大系 「橋本門」の解説

橋本
はしもとひもん

[現在地名]八幡市橋本小金川

大谷おおたに川の水を淀川に水抜きする樋門。江戸時代は橋本町東口の東北、現橋本尻江はしもとしりえの地にあった。享保二年(一七一七)五月付の八幡宮神領百姓惣代口上書案(石清水文書)には、八幡の内水は「橋本門樋ニて大川筋水ぬき御座候へ共、少之増水ニも却逆水押込候へ内水一円ぬけかね申候」とあり、付随絵図にも橋本町の東に「大ツ樋」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android