橋浦 泰雄(読み)ハシウラ ヤスオ

20世紀日本人名事典 「橋浦 泰雄」の解説

橋浦 泰雄
ハシウラ ヤスオ

大正・昭和期の民俗学者,社会運動家,画家



生年
明治21(1888)年11月30日

没年
昭和54(1979)年11月21日

出生地
鳥取県岩見郡大岩村(現・岩見町)

学歴〔年〕
鳥取高等小学校卒

経歴
家業の養蚕と雑貨商を手伝いながら社会主義思想を知る。弟時雄を通じて片山潜らを知り、大正9年の日本社会主義同盟創立に参加。10年の第2回メーデーで60日間拘留される。14年日本プロレタリア文芸連盟の結成に参加。昭和3年日本プロレタリア美術同盟の結成に参加、中央委員長となり、同時にナップ中央委員長に就任。5年共産党に入党。この間日本民俗の研究も続け、10年民間伝承の会の創立に参加。戦後ただちに生活協同組合の結成に着手し、21年東京都生協連合会初代理事長となり、また日ソ協会杉並支部会長などを歴任著書に「五島民俗図誌」「民俗探訪」「月ごとの祭り」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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