日本歴史地名大系 「橋牟礼川遺跡」の解説
橋牟礼川遺跡
はしむれがわいせき
扇状地に広がる縄文時代中期から古代までの遺跡。大正七―八年(一九一八―一九)に京都帝国大学と東北帝国大学によって調査が行われ、縄文土器と弥生土器が火山灰を挟んで上下に出てきたことから、その新旧関係が初めて明確になった遺跡。大正一〇年に刊行された報告書では「先史時代のポンペイあるいはサントリニ」とよばれた。同一三年学史上に残る遺跡として国指定史跡となった。近年の調査では火山噴出物との関連でも注目されている。とくに貞観一六年(八七四)の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報