橋牟礼川遺跡(読み)はしむれがわいせき

日本歴史地名大系 「橋牟礼川遺跡」の解説

橋牟礼川遺跡
はしむれがわいせき

[現在地名]指宿市十二町 下里

扇状地に広がる縄文時代中期から古代までの遺跡。大正七―八年(一九一八―一九)に京都帝国大学と東北帝国大学によって調査が行われ、縄文土器弥生土器火山灰を挟んで上下に出てきたことから、その新旧関係が初めて明確になった遺跡。大正一〇年に刊行された報告書では「先史時代のポンペイあるいはサントリニ」とよばれた。同一三年学史上に残る遺跡として国指定史跡となった。近年の調査では火山噴出物との関連でも注目されている。とくに貞観一六年(八七四)開聞かいもん岳の噴火は三月四日夜という月日まで史料に記録されており(「三代実録」同年七月二九日条)、その噴出物に埋もれた住居や畑などは火山災害遺跡の名で知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「橋牟礼川遺跡」の解説

橋牟礼川遺跡

(鹿児島県指宿市)
かごしま よかとこ100選 浪漫の旅」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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