20世紀日本人名事典 「橘 瑞超」の解説
橘 瑞超
タチバナ ズイチョウ
- 生年
- 明治23(1890)年1月7日
- 没年
- 昭和43(1968)年11月4日
- 出生地
- 愛知県名古屋市
- 別名
- 幼名=曜弘
- 学歴〔年〕
- 愛知一中中退
- 主な受賞名〔年〕
- 紫綬褒章〔昭和38年〕,勲三等瑞宝章〔昭和41年〕
- 経歴
- 西本願寺第22代法主・大谷光瑞の下で修行。興長寺住職。一方、明治41年から約4年間、大谷探検隊の隊員として西域探検に参加し、中国大陸の奥地、崑崙山脈、タクラマカン沙漠を縦断し、仏教東漸の道を探り、楼蘭、敦煌を調査した。またウイグル文字で記された仏典多数と、前涼の西域長吏李柏の手紙草稿といわれる「李柏文書」を得た。帰国後ウイグル文字を研究し、解読に成功した。著書に「新疆探検記」「中亜探検」「新西域記」(共著)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報