櫛水母(読み)くしくらげ

精選版 日本国語大辞典 「櫛水母」の意味・読み・例文・類語

くし‐くらげ【櫛水母】

〘名〙 有櫛(ゆうしつ)動物の種類の総称。形はウリ形、球状、帯状などさまざまで、体は寒天質からなる。体表櫛歯状の八列の繊毛板があり、繊毛を動かして海洋を泳ぐ。多くは浮遊性だが定着性の種類もある。触手有無によって有触手類と無触手類とに大別され、前者にはフウセンクラゲ類、カブトクラゲ類、オビクラゲ類など、後者にはウリクラゲ類が含まれる。触手に刺胞はなく、粘着細胞で小動物を捕食。雌雄同体。夜、発光するものが多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「櫛水母」の意味・読み・例文・類語

くし‐くらげ【×櫛水母】

有櫛ゆうしつ動物の総称。体はクラゲ形で、体表に櫛の歯状の繊毛板が放射状に8本あり、運動器官となっている。フウセンクラゲ・ウリクラゲなど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「櫛水母」の解説

櫛水母 (クシクラゲ)

動物。有櫛動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android