櫛水母(読み)クシクラゲ

デジタル大辞泉 「櫛水母」の意味・読み・例文・類語

くし‐くらげ【×櫛水母】

有櫛ゆうしつ動物総称。体はクラゲ形で、体表に櫛の歯状繊毛板が放射状に8本あり、運動器官となっている。フウセンクラゲ・ウリクラゲなど。

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精選版 日本国語大辞典 「櫛水母」の意味・読み・例文・類語

くし‐くらげ【櫛水母】

  1. 〘 名詞 〙 有櫛(ゆうしつ)動物の種類の総称。形はウリ形、球状、帯状などさまざまで、体は寒天質からなる。体表に櫛歯状の八列の繊毛板があり、繊毛を動かして海洋を泳ぐ。多くは浮遊性だが定着性の種類もある。触手の有無によって有触手類と無触手類とに大別され、前者にはフウセンクラゲ類、カブトクラゲ類、オビクラゲ類など、後者にはウリクラゲ類が含まれる。触手に刺胞はなく、粘着細胞で小動物を捕食。雌雄同体。夜、発光するものが多い。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「櫛水母」の解説

櫛水母 (クシクラゲ)

動物。有櫛動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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