知恵蔵 「次世代記録DVD」の解説 次世代記録DVD DVD-RAMやDVD-Rなどの記録型DVDが現行のSD(標準解像度)放送を記録するのに対し、ハイビジョン映像(デジタル放送と、ハイビジョンカメラの信号)を記録するディスクメディア。ブルーレイディスク(BD)とHD-DVDの2規格があり、世界の関連メーカーとコンテンツ供給会社が両陣営に二分される状況にある。BDでは、1回だけ記録の追記型はBD-R、書き換え型はBD-REで、いずれも1層25GB(ギガバイト)、2層50GBである。HD-DVDでは、追記型はHD DVD-R、書き換え型はHD DVD-RWで、1層15GB、2層30GBである。BSデジタルのNHK・BShiチャンネルはMPEG2(国際標準の動画圧縮規格)で転送レートが24M(メガ)bps(1秒当たり24Mb〈メガビット〉)だが、25GBの容量なら、2時間10分程記録できる。なおHD-DVDは、販売不振から撤退が決まっている。 (麻倉怜士 デジタル・メディア評論家 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by