次第分限(読み)シダイブンゲン

デジタル大辞泉 「次第分限」の意味・読み・例文・類語

しだい‐ぶんげん【次第分限】

次第長者」に同じ。
「おのづから商ひをして―になりぬ」〈浮・桜陰比事・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「次第分限」の意味・読み・例文・類語

しだい‐ぶんげん【次第分限】

  1. 〘 名詞 〙 しだいしだいに財をなして金持になること。また、その人。次第長者。しだいぶげん。⇔俄(にわか)分限
    1. [初出の実例]「箸屋甚兵衛と鎌倉柯杙(がし)にかくれなく次第分限(シダイフンゲン)となりて」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)三)

しだい‐ぶげん【次第分限】

  1. 〘 名詞 〙しだいぶんげん(次第分限)
    1. [初出の実例]「むかし唐へ拠銀(なげがね)して仕合次第分限(シダイブゲン)となって」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)三)

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