次第分限(読み)シダイブンゲン

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「次第分限」の意味・読み・例文・類語

しだい‐ぶんげん【次第分限】

  1. 〘 名詞 〙 しだいしだいに財をなして金持になること。また、その人。次第長者。しだいぶげん。⇔俄(にわか)分限
    1. [初出の実例]「箸屋甚兵衛と鎌倉柯杙(がし)にかくれなく次第分限(シダイフンゲン)となりて」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)三)

しだい‐ぶげん【次第分限】

  1. 〘 名詞 〙しだいぶんげん(次第分限)
    1. [初出の実例]「むかし唐へ拠銀(なげがね)して仕合次第分限(シダイブゲン)となって」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android