歌い込む(読み)うたいこむ

精選版 日本国語大辞典 「歌い込む」の意味・読み・例文・類語

うたい‐こ・むうたひ‥【歌込・謳込】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
    1. 歌詞歌唱の中に、ある言葉や考え、感情などを盛り込む。
      1. [初出の実例]「何しろ○○先生といへばデカンショにも歌ひ込まれるほどの変り者と点の辛いので有名な人だが」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉一〇)
    2. 十分に歌う。何度も歌う。「歌い込んだ曲」
    3. 意見意志などをはっきり表わしたり書き記したりする。
      1. [初出の実例]「『不偏不党、公平中正』をモットーとして謳いこむと一しょに」(出典:解体の日暮れ(1966)〈杉浦明平〉六)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙うたいこめる(歌込)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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