不偏不党(読み)フヘンフトウ

デジタル大辞泉 「不偏不党」の意味・読み・例文・類語

ふへん‐ふとう〔‐フタウ〕【不偏不党】

いずれの党派・主義にもかたよらず、公平・中立立場をとること。
[類語]中間的中性中立中庸中正中道ニュートラル

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精選版 日本国語大辞典 「不偏不党」の意味・読み・例文・類語

ふへん‐ふとう‥フタウ【不偏不党】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) どの党、どの主義にも加わらないこと。どちらにもかたよらないで、公正・中立の立場に立つこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「王者不偏不党、尊用耆老、不故旧、徳沢流洽、則霊亀出」(出典続日本紀‐養老七年(723)一〇月乙卯)
    2. 「ぼくは不偏不党でないと新聞をやってゆくのにつごうわるいので」(出典:解体の日暮れ(1966)〈杉浦明平〉三)
    3. [その他の文献]〔呂氏春秋‐士容〕

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四字熟語を知る辞典 「不偏不党」の解説

不偏不党

どの党、どの主義にも加わらないこと。どちらにもかたよらないで、公正・中立の立場に立つこと。

[活用] ―の・―に。

[使用例] ぼくは不偏不党でないと新聞をやってゆくのにつごうわるいので[杉浦明平解体日暮れ|1966]

[使用例] 政治は不偏不党の立場からこそ一番よく観察できるはずだというのも[高橋和巳*白く塗りたる墓|1970]

[解説] 「偏」はかたよる、公平・中正でない、「党」は仲間を組む、という意味

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