歌頭(読み)カトウ

デジタル大辞泉 「歌頭」の意味・読み・例文・類語

か‐とう【歌頭】

踏歌とうか音頭を取る役。また、その人。
「この四位侍従、右の―なり」〈竹河

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「歌頭」の意味・読み・例文・類語

か‐とう【歌頭】

  1. 〘 名詞 〙 踏歌(とうか)の音頭(おんど)を取ること。また、その人。
    1. [初出の実例]「その年かへりて、男踏歌せられけり。〈略〉その中にも、勝れたるを選らせ給ひて、この四位の侍従、右のかとうなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)竹河)

うた‐がしら【歌頭】

  1. 〘 名詞 〙 正月一六日の踏歌(とうか)節会(せちえ)舞人の頭。
    1. [初出の実例]「踏歌歌頭。女嬬忍海伊太湏。錦部河内。並授外従五位下」(出典続日本紀‐天平勝宝三年(751)正月戊戌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android