歌頭(読み)カトウ

デジタル大辞泉 「歌頭」の意味・読み・例文・類語

か‐とう【歌頭】

踏歌とうか音頭を取る役。また、その人。
「この四位侍従、右の―なり」〈竹河

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精選版 日本国語大辞典 「歌頭」の意味・読み・例文・類語

か‐とう【歌頭】

  1. 〘 名詞 〙 踏歌(とうか)の音頭(おんど)を取ること。また、その人。
    1. [初出の実例]「その年かへりて、男踏歌せられけり。〈略〉その中にも、勝れたるを選らせ給ひて、この四位の侍従、右のかとうなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)竹河)

うた‐がしら【歌頭】

  1. 〘 名詞 〙 正月一六日の踏歌(とうか)節会(せちえ)舞人の頭。
    1. [初出の実例]「踏歌歌頭。女嬬忍海伊太湏。錦部河内。並授外従五位下」(出典続日本紀‐天平勝宝三年(751)正月戊戌)

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