歓盛院(読み)かんせいいん

日本歴史地名大系 「歓盛院」の解説

歓盛院
かんせいいん

[現在地名]玉穂町下三条

身延線小井川こいがわ駅の南東に位置する。富田山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。寺伝によれば、前身の寺は真言宗の金華山光照こうしよう寺といい、鎌倉初期の創立で、開山光照開基は秋山太郎光朝。「甲斐国志」によれば、開山は大虚自円で文明年間(一四六九―八七)の創立。開基は大永四年(一五二四)没の富田対馬守範良、法名栄山歓盛で、山号・院号はここから付した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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