止役・留役(読み)とめやく

精選版 日本国語大辞典 「止役・留役」の意味・読み・例文・類語

とめ‐やく【止役・留役】

〘名〙
けんか紛争仲裁に当る役目。また、その役をつとめる人。止め手
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「留め役に入ったお民の挿してゐる細い銀のかんざしが飛んで」
記録・記帳する役目の人。
政談(1727頃)三「留役は軽役にて、一役のことを帳面書留さすべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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