日本歴史地名大系 「正名村」の解説 正名村しようなむら 愛知県:岡崎市正名村[現在地名]岡崎市正名町占部(うらべ)川(用水)に沿って北から国正(くにまさ)・中(なか)・定国(さだくに)村、そして正名村と続く。占部郷に属し、かつてこの地の開発にあたった卜部氏が居住したところから、庄内が転じて正名となったという(岡崎市史)。正名古屋敷として渡辺重綱の名があり、小田原・関ヶ原・大坂の陣に参加して功績があったという(六ッ美村誌)。慶安二年(一六四九)の検地では村高三六七石余、うち水田二二二石余・畑一四四石余とある。岡崎藩領山方手永に属し、享和二年書上によると、人別二九五人、うち男一四六・女一四九とある。字観音(かんのん)に天神社があり、弘化三年(一八四六)の勧請。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by