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正名 せいめい

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大辞林 第三版の解説

せいめい【正名】

名をただすこと。名称を正すこと。大義名分を明らかにすること。孔子が国家を治める手段として君臣父子の名分を正すことを重視したことから、儒学では正名論が盛んであった。

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

せいめい【正名 zhèng míng】

中国,古代の名分概念。《論語》の〈名が不正だと,礼楽文化は衰微し,刑罰は不当になる〉(子路篇)の〈名を正す〉,つまり事物の実質を正確に認識する称呼(よび名)を保持すること。この名と実の正しい一致の主張には,孔子の当時の〈礼楽〉的貴族領主制の,君臣・父子の身分秩序を乱さず,孝悌道徳の壊敗を許しえぬ立場,敵対する鄧析(とうせき)(前545‐前501)らの法的平等思想を忌避する態度が表明されている。孟子は,新しく編成された《春秋》を孔子の正名(名分)の具現とみて,そこから〈名を正して分を定め,情を求めて実を責める〉(欧陽修)君父制を重視する尊王思想を学びとろうとした。

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