精選版 日本国語大辞典 「正因仏性」の意味・読み・例文・類語 しょういん‐ぶっしょうシャウインブッシャウ【正因仏性】 〘 名詞 〙 仏語。天台宗で説く三因仏性の一つ。一切のものに本来そなわっている理。それを照らし表わす智慧を了因仏性、その智を起こす縁としての善行を縁因仏性という。[初出の実例]「二煩悩無レ辺誓願断。此是摂律儀戒。亦是断徳心。亦是正因仏性。法身菩提因」(出典:往生要集(984‐985)大文四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例