正目(読み)マサメ

デジタル大辞泉 「正目」の意味・読み・例文・類語

まさ‐め【正目/正眼】

自分の目でじかに見ること。まのあたり。
和魂にぎみたま荒魂兼ねそなわる健全な人の姿を今の―に視よとも言い」〈藤村夜明け前

しょう‐め〔シヤウ‐〕【正目】

入れ物や包みなどの目方を除いた中身だけの目方。正味しょうみ。「正目100グラム」

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精選版 日本国語大辞典 「正目」の意味・読み・例文・類語

まさ‐め【正目・正眼】

  1. 〘 名詞 〙 じかに正しく見る目。まのあたり。眼前
    1. [初出の実例]「善き人の麻佐米(マサメ)に見けむ御足跡すらを我はえ見ずて石(いは)に彫(え)りつく玉に彫りつく」(出典仏足石歌(753頃))

しょう‐めシャウ‥【正目】

  1. 〘 名詞 〙 容器などの目方を除いたそのものだけの目方。正味の目方。

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