正観(読み)しょうかん

精選版 日本国語大辞典 「正観」の意味・読み・例文・類語

しょう‐かん シャウクヮン【正観】

〘名〙 (「しょう」は「正」の呉音。「しょうがん」とも) 仏語
① 観ずる心と観ぜられる対象とが相応すること。
正法眼蔵(1231‐53)行持眼睛をつくるがごとく正観すべし」 〔観無量寿経
② 愚かさを離れて正しく法を見ること。〔無量寿経‐上〕
三論宗で説く八不(はっぷ)を中観というに対し、無得をいう。〔三論玄義

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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