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三論玄義 さんろんげんぎ San-lun xuan-yi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三論玄義
さんろんげんぎ
San-lun xuan-yi

中国,隋~唐の僧吉蔵の著。1巻。『中論』『十二門論』『百論』の3論の根本趣旨について解説した書。三論宗の綱要書ともいうべき書である。

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デジタル大辞泉の解説

さんろんげんぎ【三論玄義】

中国、隋の吉蔵著。1巻。三論宗の教義を述べた書。

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百科事典マイペディアの解説

三論玄義【さんろんげんぎ】

中国,隋末唐初に成立した仏書。吉蔵(きちぞう)の著。三論と《大智度論(だいちどろん)》を三論宗の根本とする理由,各論の特色と互いの関連,誤った教えを破り,正しい教えを顕すことを主眼とする。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんろんげんぎ【三論玄義 Sān lún xuán yì】

中国,陳から唐初に活躍した学僧,吉蔵の著。三論とは2~3世紀ごろのインドの竜樹(ナーガールジュナ)が書いた《中論》と《十二門論》およびその弟子の提婆(だいば)の著《百論》の三つを指し,クマーラジーバの中国訳によって,これらは《般若経》の説く空観の精髄を示すとされ,〈三論宗〉なる宗派が成立する根拠となるのだが,《三論玄義》はその教科書であると同時に,空観を最も簡明に要約し解説した仏教入門書でもある。【川勝 義雄】

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大辞林 第三版の解説

さんろんげんぎ【三論玄義】

一巻。中国、隋代の吉蔵著。三論宗の教義を概説した書。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三論玄義
さんろんげんぎ

中国、隋(ずい)代の仏書。1巻。三論の教学を大成した嘉祥大師(かじょうだいし)吉蔵(きちぞう)の著作で、揚州(江蘇(こうそ)省)慧日(えにち)道場に滞在中(597~599ころ)の作。三論とはインドの龍樹(りゅうじゅ)の『中論』『十二門論』と弟子提婆(だいば)の『百論』をいい、龍樹の『大智度(だいちど)論』を加えて四論という。これらはいずれも『般若経(はんにゃきょう)』の空(くう)を論じたもので、401年に長安にきた鳩摩羅什(くまらじゅう)によって漢訳された。三論に基づく学派を三論宗という。『三論玄義』は、吉蔵が三論の奥深い教義とその大綱を簡明に説いたもので、総じて破邪(はじゃ)・顕正(けんしょう)、無得(むとく)の正観(しょうかん)、諸法の実相、中道(ちゅうどう)を宗(むね)とする、と説く。空観(くうがん)哲学の入門書として名高い。[丸山孝雄]
『金倉圓照訳註『三論玄義』(岩波文庫) ▽三枝充悳著『三論玄義』(『仏典講座27』所収・1971・大蔵出版)』

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