日本歴史地名大系 「武士古墳群」の解説 武士古墳群たけしこふんぐん 群馬県:佐波郡境町上武士村武士古墳群[現在地名]境町上武士広瀬(ひろせ)川左岸に位置する。昭和一〇年(一九三五)の段階では前方後円墳五基を含む九七基の古墳が存在したが、その後畑地化・宅地化などにより大半が消滅し、現在墳丘を明瞭に確認できるものはきわめて少ない。東京国立博物館に所蔵されている埴輪犬・猪は、当古墳群中の前方後円墳天神山(てんじんやま)古墳からの出土と伝えられている。この天神山古墳を含め、かろうじて墳丘を残していた三基の古墳について、昭和四一年に発掘調査が実施されたが、破壊がひどく、大略的な古墳の様相を知りうるのみであった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by