日本歴史地名大系 「武宮村」の解説 武宮村たけみやむら 大分県:大分郡庄内町武宮村[現在地名]庄内町西(にし) 上武宮(かみたけみや)・下武宮(しもたけみや)大分川上流左岸の河岸段丘上に位置し、西は同川を挟んで小平(こびら)村(現院内町)。豊後国弘安図田帳に阿南(あなん)庄松武(まつたけ)名三六町二段内安藤(あんどう)名六町五段の内訳として「武宮村四町九段 肥前国住人長与右馬次郎家継」とある。内閣文庫本豊後国弘安田代注進状は「肥前国御家人長与馬次郎家経」につくる。嘉暦三年(一三二八)四月一〇日以前より当村田畑・山野・河・荒野などをめぐって、阿南庄雑掌と地頭との間に相論が生じ、四月一〇日に畑百姓以下三分の一を雑掌に引渡すよう判決が下されたが、双方が判決を不服としたため実行できなかった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by