日本歴史地名大系 「阿南庄」の解説
阿南庄
あなんのしよう
古代大分郡
嘉禎二年(一二三六)一一月、由原社新料田として正月一日の供米二石五斗分の料田五段のほか、同日の毎月法花問答講料田一町二段、同二日の八講布施料八段、同八講布施桑代布二段、講師問者料壇供裹料紙二帖、大行事田三段、宮行事田二段、大神宝無尽米得田一丁が寄進されている。本家一条殿の命令以外は大宮司・地頭の成敗によってはならないという条件が示されている。さらに幸秀は宮師所に大神宝御祓副行事田として阿南庄一段(皆免)を引募らしめている(「法橋上人位下文」柞原八幡宮文書)。内閣文庫本豊後国弘安田代注進状によれば当庄の総田数は八〇町で、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報