武田神社(読み)たけだじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「武田神社」の意味・わかりやすい解説

武田神社
たけだじんじゃ

山梨県甲府市古府中町に鎮座祭神は戦国時代の名将武田晴信(はるのぶ)(法号信玄(しんげん))。晴信は兵法に優れ、上杉謙信(けんしん)との川中島の戦いは有名。民政についても信玄家法(甲州法度(はっと))を定め、産業開発、信玄堤(づつみ)の築造、甲州金の鋳造などに著しい功績をあげた。この遺徳を顕彰するために、1915年(大正4)大正天皇御大典に際して従三位(じゅさんみ)を追贈されたのを契機に、山梨県民のなかから神社創建の気運が高まり、1919年晴信居城の現社地に鎮座、県社に列した。例祭4月12日には武田二十四将騎馬行列がある。

[岡田荘司]


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デジタル大辞泉プラス 「武田神社」の解説

武田神社

山梨県甲府市にある神社。1919年、国指定史跡の武田氏館跡躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた))に創祀。祭神は武田信玄公。

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世界大百科事典(旧版)内の武田神社の言及

【躑躅崎館】より

…中曲輪は武田氏の日常の居館,西曲輪は女子どもの住居からなっていた。現在館跡には武田神社が建てられているが,戦国大名の居館の模様を伝え,国の史跡に指定されている。【笹本 正治】。…

※「武田神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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