武田謙三(読み)タケダ ケンゾウ

20世紀日本人名事典 「武田謙三」の解説

武田 謙三
タケダ ケンゾウ

大正・昭和期の農業指導者



生年
明治22(1889)年3月14日

没年
昭和31(1956)年9月20日

出生地
秋田県西仙北町

別名
号=朗々

学歴〔年〕
秋田農卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和30年〕

経歴
輸出米の検査員を経て農会技師となる。昭和12年には東京池袋倉庫の主任に転じ、秋田米の販路拡大と品種改良尽力。かねてから農業重視の政策を主張し、18年農業団体の統合により誕生した秋田県農会に参加。戦後は、同会長として農協組織の基礎を固めた。また、県農業共済連会長・県信連会長などを歴任して農家資金を計画化し、農家経済の安定をはかるなど、秋田の農業界に尽くした功績は大きい。その傍ら俳句や書を趣味とし、朗々と号した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武田謙三」の解説

武田謙三 たけだ-けんぞう

1889-1956 大正-昭和時代の農協役員
明治22年3月14日生まれ。秋田県農会技師などをへて,東京池袋倉庫主事となり,秋田米の販路拡張にあたる。戦後,県農業会長,県農業共済連会長,県共済農協連会長などを歴任。昭和31年9月20日死去。67歳。秋田県出身。秋田農業学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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