歯する(読み)ヨワイスル

デジタル大辞泉 「歯する」の意味・読み・例文・類語

よわい・する〔よはひする〕【歯する】

[動サ変][文]よはひ・す[サ変]《「する」の「歯」を訓読みにした語》仲間としてつきあう。同列に立つ。
「こんな手合いと―・するのを恥とするような」〈中勘助銀の匙

し・する【歯する】

[動サ変][文]し・す[サ変]仲間に加わる。同列に立つ。よわいする。
「只其私利心の強きが為めに正党に―・せられず」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「歯する」の意味・読み・例文・類語

し‐・する【歯】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]し・す 〘 自動詞 サ行変 〙 仲間に加わる。同列に立つ。肩を並べる。伍する。よわいする。
    1. [初出の実例]「韓愈は巫医楽師百工の人は君子歯せずといへど」(出典:十善法語(1775)五)

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