歯肉がん(読み)しにくがん

家庭医学館 「歯肉がん」の解説

しにくがん【歯肉がん】

 歯を支えている歯肉(歯ぐき)に発生するがんです。
 粘膜(ねんまく)の初期の変化を口内炎(こうないえん)(「口内炎」)と思い込んでいる人が多いようです。インドなどではビータル・ナット(びんろうの葉でたばこと石灰をまぜたものを包み、歯肉と頬粘膜の間に入れる)の持続的な刺激で多発しています。
 病変の進行にともなって潰瘍(かいよう)ができ、痛み、口臭がおこります。さらに進行すると、あごの骨へ浸潤(しんじゅん)し、くび、あごの下のリンパ節に転移します。
 原因、診断、予防は、基本的には舌(ぜつ)がん(「口腔がん」の舌がん)と同じです。
●治療
 手術が中心です。あごの骨が破壊されている場合は骨を含めて摘出し、この部分を他の骨で再建し、ものをかむ機能をできるだけ保存するように治療します。放射線療法、化学療法は、補助的な治療として用いられます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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