歴覧(読み)レキラン

デジタル大辞泉 「歴覧」の意味・読み・例文・類語

れき‐らん【歴覧】

[名](スル)
順に見て回ること。「鎌倉五山歴覧する」
一つ一つ目を通すこと。「関連資料を歴覧する」

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精選版 日本国語大辞典 「歴覧」の意味・読み・例文・類語

れき‐らん【歴覧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 巡回して見ること。見てまわること。
    1. [初出の実例]「歴覧那逢節序悲、深山忽感宋生詞」(出典:凌雲集(814)秋日入深山〈嵯峨天皇〉)
    2. 「此縁辺につきて、おろおろ歴覧すれば」(出典:海道記(1223頃)鎌倉遊覧)
    3. [その他の文献]〔揚雄‐解難〕
  3. 一つ一つ見ること。いちいち目を通すこと。
    1. [初出の実例]「以余閑覧前史」(出典続日本紀‐天平宝字五年(761)二月丙辰)
    2. 「経史百家の書尽く歴覧して」(出典:小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉四)

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普及版 字通 「歴覧」の読み・字形・画数・意味

【歴覧】れきらん

逐一に見る。〔抱朴子、漢過〕載を覽して代に(およ)ぶに、にして俗(やぶ)るること、末より劇(はげ)しき(な)し。

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