死法(読み)シホウ

精選版 日本国語大辞典 「死法」の意味・読み・例文・類語

し‐ほう‥ハフ【死法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 実際に適用されることのない法令。実質的に効力を失った法律。
    1. [初出の実例]「よき法度は活法とて、事をさしてさだめぬものにて候。一偏にさだまりたるをば死法といひて、用にたたぬものなり」(出典:翁問答(1650)上)
  3. 生命を断つ手段死に方
    1. [初出の実例]「速かに之を殺し、只其死法を自から択ばしめ」(出典:暴夜物語(1875)〈永峰秀樹訳〉漁夫の伝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android