残曛(読み)ザンクン

デジタル大辞泉 「残曛」の意味・読み・例文・類語

ざん‐くん【残×曛】

日没後もなお照り残る夕日の光。残照
「―を顔に受けながら」〈芥川山鴫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「残曛」の意味・読み・例文・類語

ざん‐くん【残曛】

〘名〙 日没後も、なお、雲や山の端などに照りはえて残っている夕日の光。夕日のなごり。残照。
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉自然の色「富士東北に唯一抹(いちまつ)朱黄色の残曛(ザンクン)を剰(あま)したるのみにて」

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