残照(読み)ザンショウ

デジタル大辞泉 「残照」の意味・読み・例文・類語

ざん‐しょう〔‐セウ〕【残照】

日が沈んでからも雲などに照り映えて残っている光。夕日の光。残光
[補説]作品名別項。→残照
[類語]余光夕日入り日西日落日落陽斜陽夕影残光夕映え夕日影残映夕焼け朝日薄明かり明かり灯火ライトともしびきらめき輝き光明光輝光耀こうよう光彩光芒こうぼう明るみ雪明かり月明かり星明かり川明かり花明かり街明かり窓明かりほの明るい薄明るい薄明かわたれ時たそがれたそがれ時夕明かりおぼろ微光ほのめく薄ら日ほのぼのトワイライト

ざんしょう【残照】[絵画]

日本画家、東山魁夷の作品。昭和22年(1947)、第3回日展に出品して特選受賞東山出世作となった。東京国立近代美術館蔵。

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精選版 日本国語大辞典 「残照」の意味・読み・例文・類語

ざん‐しょう‥セウ【残照】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日が沈んだ後もなお照り残っている、入り日の光。夕日。夕焼け。
    1. [初出の実例]「残照竹籬香露匂、重陽便是菊叢春」(出典:再昌草‐永正四年(1507)九月九日)
    2. [その他の文献]〔孟浩然‐東斉詩〕
  3. 比喩的に、過ぎ去った物事影響としてなお残っているもの。
    1. [初出の実例]「高市皇子尊の死をうたった挽歌などに英雄叙事詩の残照が生きているのだ」(出典:古典と現代文学(1955)〈山本健吉〉柿本人麻呂)

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普及版 字通 「残照」の読み・字形・画数・意味

【残照】ざんしよう(せう)

夕日。清・黄宗羲〔広化寺に至りて先忠端公の神位を拝す〕詩 江山千古、殘照を留め 木三春、杜鵑(とけん)(ほととぎす)

字通「残」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「残照」の解説

残照

北方謙三の長編ハードボイルド小説。1990年刊行。「ブラディ・ドール」シリーズの第7作。

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