残業病(読み)ざんぎょうびょう

知恵蔵mini 「残業病」の解説

残業病

残業することを肯定的にとらえる労働者側の心理病気になぞらえた俗称。残業することを当然と考えている、周りの目を気にして不必要に残業してしまう、仕事に対する過剰な責任感から無理に残業してしまうなど、いくつかのタイプがある。経済協力開発機構(OECD)によると、日本人1人当たりの総実労働時間は1970年に2243時間(OECD加盟国中1位)だったが、2013年には1734時間(同20位)と減少している。だが、バブル期以降賃金が減少しており(13年同18位)、残業を前提とするようなブラック企業などが大きな社会問題となる中、日本人特有の傾向としてクローズアップされている。

(2015-12-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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