残殺(読み)ざんさつ

精選版 日本国語大辞典 「残殺」の意味・読み・例文・類語

ざん‐さつ【残殺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「残」はそこなう意 ) そこない殺すこと。また、残忍な殺害
    1. [初出の実例]「貧にして悪心ある者は賄賂を貪て人を残殺し」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐李綱伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「残殺」の読み・字形・画数・意味

【残殺】ざんさつ

そこない殺す。〔三国志、魏、文帝紀〕(黄初四年春正月)詔して曰く、喪亂以來、兵革未だ(をさ)まらず。天下の人、互ひに相ひ殘す。今(かいだい)初めて定まる。敢て私に復讎(ふくしう)するらば、皆之れを族(滅)せんと。

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