残灯(読み)ザントウ

精選版 日本国語大辞典 「残灯」の意味・読み・例文・類語

ざん‐とう【残灯】

  1. 〘 名詞 〙 夜更けまで消えないで残っているともしび残燭
    1. [初出の実例]「促畧行馳罷、残燈坐嘯長」(出典:田氏家集(892頃)中・和野秀才秋夜即事見寄新詩)
    2. [その他の文献]〔隋煬帝‐錦石擣流黄詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「残灯」の読み・字形・画数・意味

【残灯】ざんとう

うすれ灯。唐・元〔(白)楽天の江州司馬を授けられしを聞く〕詩 殘燈無くして、影(どうどう)たり 此の夕、君が九江(たく)せられしを聞く

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