残積土(読み)ザンセキド(その他表記)residual soil

関連語 原積土 田村

日本大百科全書(ニッポニカ) 「残積土」の意味・わかりやすい解説

残積土
ざんせきど
residual soil

陸上風化生成物としての土壌を、その母材の成立状態によって区別する場合、母材が河成、海成、風成、氷成などの運搬堆積(たいせき)物でなく、基盤岩石(ただし新生代第三紀以前の堆積岩、および第四紀以降の火山性溶岩を含む)が地表にあって、そのまま土壌の母材となった場合、その土壌を残積土という。すなわち河成、海成、風成、氷成の未固結堆積層(第四紀以降の)を母材とする運積土と区別するための呼称である。新期造山帯に属する日本では、平野が第四紀形成の丘陵台地低地で占められるため、残積土の分布山地に限られる一方、火山灰で覆われる地域には、山地斜面にも風成運積土がみられる。残積土が広く分布する所は大陸高原や台地にあり、気候帯に対応した成帯性土壌となって分布している。

[浅海重夫]

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最新 地学事典 「残積土」の解説

ざんせきど
残積土

residual soil

ある場所移動せずに風化を受けた母岩残積成の母材)が,さらにその場で土壌化を受けて生成した土壌の総称。地形的に安定で母材の移動がない場所で生成される。日本では,高位段丘面上の赤黄色土や山頂部に分布する未熟土などが残積土に類別されるが,地形的に不安定なため分布は少ない。

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参照項目:土壌母材

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「残積土」の意味・わかりやすい解説

残積土
ざんせきど
residual soil

岩石が風化して土壌となる場合,ほとんど移動することなくその付近に残存する土壌。運積土に対する用語。定積土または原生土ともいう。

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