殿上童(読み)テンジョウワラワ

大辞林 第三版の解説

てんじょうわらわ【殿上童】

公卿の子で、宮中の作法を見習うために、元服前に殿上を許されて出仕する少年。上童うえわらわ。 「大きにはあらぬ-の、さうぞき立てられて/枕草子 151
小舎人こどねり」に同じ。 「 -につかひ給ける年十さいばかりなる/宇津保 藤原君

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精選版 日本国語大辞典の解説

てんじょう‐わらわ テンジャウわらは【殿上童】

〘名〙
① 平安時代、公卿の子弟で、元服以前に宮中の作法見習のために昇殿を許されて出仕した少年。上童(うえわらわ)
※西宮記(969頃)一一「一 殿上童元服〈略〉孫廂南第一間鋪菅円座座」
※枕(10C終)一五一「おほきにはあらぬ殿上わらはの、さうぞきたてられてありくもうつくし」
② 蔵人所(くろうどどころ)に属して殿上の雑事に使われた一〇歳前後の少年。小舎人(こどねり)
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「殿上わらはにつかひ給ける」

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