毀破(読み)きは

精選版 日本国語大辞典 「毀破」の意味・読み・例文・類語

き‐は【毀破】

  1. 〘 名詞 〙
  2. やぶりこわすこと。また、こわれること。
    1. [初出の実例]「二臣不聴、自詣於寺、斫倒堂塔、毀破仏像」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
  3. ( 「棄破」とも ) 破りすてること。また、それまでの取りきめ、決定約束などを中止し破棄すること。破棄。
    1. [初出の実例]「今彼戸主等背棄旧領図、〈略〉今毀破徃古旧代坪並、寄事於神封戸田、背官省符之旨、恣所破取也」(出典:東寺百合文書‐ほ・長承二年(1133)五月・伊勢大国荘田堵住人等解案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「毀破」の読み・字形・画数・意味

【毀破】きは

いたむ。

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