毒素性ショック症候群(読み)どくそせいしょっくしょうこうぐん(その他表記)Toxic Shock Syndrome (TSS)

家庭医学館 「毒素性ショック症候群」の解説

どくそせいしょっくしょうこうぐん【毒素性ショック症候群 Toxic Shock Syndrome (TSS)】

[どんな病気か]
 若い女性に多く、急激な高熱、筋肉痛、低血圧、嘔吐(おうと)、激しい水様性下痢(すいようせいげり)などをおこします。
 皮膚には日焼けのような紅斑(こうはん)がみられ、皮膚がむけ落ちます。これは、生理中に高湿性のタンポンを使用していると、タンポン内で黄色(おうしょく)ブドウ球菌(きゅうきん)が増え、外毒素(がいどくそ)(TSST‐1)をつくり出すのですが、それによるショック症状です。女性以外でも、黄色ブドウ球菌による重い感染症があって抵抗力が弱っている人などにもおこることがあります。個人の免疫力(めんえきりょく)、特異な体質などが関係していると考えられていますが、それほど多くありません。
[治療]
 ショック症状への早急な対応が必要です。原因である黄色ブドウ球菌に対しては抗生物質を使用しますが、タンポンを取り出し、膿(うみ)が体内にたまっている場合は、膿を排出するなどの処置も行ないます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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