改訂新版 世界大百科事典 「毘沙門之本地」の意味・わかりやすい解説 毘沙門之本地 (びしゃもんのほんじ) 説経節の曲名。天満(てんま)八太夫の正本で,刊行は宝永(1704-11)ころ。六段構成。鞍馬の毘沙門天の由来を語る本地物。維縵(ゆいまん)国の金色太子と,くる国の姫宮のはかない恋に始まり,姫は死に,太子は姫のいる〈つついの浄土〉を尋ねるが,三途河の脱衣婆,地蔵菩薩,星,七夕の男,僧侶などの手引きで会うことができた。後に梵天王の命によって太子と姫は毘沙門天と吉祥天になり,鞍馬に鎮座して衆生済度につくす。執筆者:岩崎 武夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by